ブログをはじめてみる

ツイッターから距離を置いて久しい。

数学もずっと前にやめてしまったから、@me0w0snで何をつぶやけばいいのかもわからない。

日ごろ頭のなかでモヤモヤしていることやフワフワしていることを、ブログでなら言葉にできるかもしれない。

そんなふうに思ってブログをはじめてみた。

 

近況

家と職場をひたすら往復する日々だ。

平日は仕事。土日は子供と出かけたり、友人と遊んだり、1週間分の買い物をしたり、溜まった掃除をしたりしているうちに終わってしまう。

そんなふうにしているうちに1年はあっという間に過ぎてしまう。時間はないのに何もできていない。忙しいのか暇なのかわからない感覚だ。なんだか非常に損をしている感じがしている。

 

余暇

家では結構だらだらアニメを観たり音楽を聴いたりしている。

特に気に入った曲やアルバムは何度も聴いてしまう。

今年はAlfred Rodoriguezが8月に新しいアルバム『Coral Way』を発表したのでテンションが上がっていた。

 

ルフレッドはキューバ出身のラテンジャズピアニストだ。彼の音楽はラテン独特のリズム感やグルーヴ感と、アメリカンなポップスミュージックが合わさっている感じがする。

どのアレンジもキャッチーで、一回聴いたら耳から離れない。癖になるので一度聴いてみてほしい。

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この辺り↓とか何度聴いたか知れない。ベースはレイニエル・エリサルデ、ドラムはマイケル・オリベラ。2人もキューバ出身だ。

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ルフレッドは首都ハバナで生まれた人で、テレビ司会者や歌手として有名な父の影響を受けながら育った。

19歳ごろ(たぶん)モントルージャズフェスティバルに出場してクインシー・ジョーンズの目に止まる。

クインシーからアメリカで一緒に仕事をしようと誘われた。それはアルフレッドにとってキューバ国籍を捨て、家族を故郷に置き去りにすることを意味していた。

2012年にファーストアルバムを出し、その後もアメリカで走り続けてきたアルフレッド。最近マイアミに引っ越してようやく家族全員と暮らせるようになったらしい。

 

キューバについて

キューバという国は若者の国外流出問題を抱えている。

大昔は砂糖の輸出などで栄えて裕福な国だったらしいのだが色々あって貧しい国になってしまっている。

 

フィデル・カストロチェ・ゲバラが武力で新米バティスタ政権を討ち取ったのが1959年1月1日。

その後、国のトップに立ったカストロは農地改革を行う。アメリカ人が所有していた農地もその多くが召し上げられ、アメリカは経済的に損をする。

さらにアメリカと敵対しているソ連と貿易協定を結ぶ。砂糖割当も無くしてしまう。さらに島内の米国所有資産も差し押さえてしまう。石油事業、電話会社、電力会社、ホテル、カジノ、蒸留所など…。

そういった政策でアメリカの恨みを買ったキューバ

その後カストロは米中央情報局(CIA)により何十年にも渡って命を狙われることとなる。

 

1962年にケネディ政権が禁輸措置をとったことによって、アメリカのみならず西側諸国との貿易も断たれてしまった。

当時は冷戦の時代で、社会主義国家の拡大を阻止するため西側諸国はアメリカと仲良くしておきたかったのだ。

社会主義国キューバと貿易をするのはソ連だけになってしまった。

その後ソ連の支援に大きく依存していたキューバだが、1991年にソ連崩壊してから支援が途絶えてしまう。

 

1990年代前半、キューバは大きな経済危機に見舞われた。

食糧不足になり、4万人が栄養不足で失明。ペットの犬は放棄され、高い値段の食材を闇市で手に入れることが当たり前になった。

ロシアから輸入していた石油が途絶えたため、街は常に停電している。

キューバの食糧不足は今でもずっと続いている。

当時のキューバ政府は経済危機を脱するため、外貨を受け入れた。

米ドルでの取引を認め、外国からの投資を合法化した。観光地にはホテルが建ち、古くなっていた建物は修繕され、ハバナにはレストランやナイトクラブがオープンし観光地として賑わった。

1990年に34万人だったキューバ訪問者の数も、2000年には200万人にものぼった。

2017年にオバマ政権が終わりトランプ政権に変わった際に、トランプが再び経済制裁を強めたことで状況が悪化。

コロナ禍で観光客も途絶え、毎日の食事にも事欠く状態。

キューバといえば野球で強いことが知られているが、キューバ人野球選手の国外脱出問題も起こっている。キューバでは野球選手は国家公務員のため他国のように大きな報酬が得られない。彼らはアメリカの大リーグを目指すらしい。

 

国の指導者がとった極端な政策が国民を振り回し、その影響が何十年にも渡って続いていることが興味深い。

カストロは理想を掲げて革命を行った。医療や教育には力を入れてきたらしい。実際アフリカに医療従事者を派遣したりしてきた。

キューバといえば、あのブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの地でもある。

高校生の頃、あの何言っているのか一切わからない言葉で情熱的に歌い上げるキューバの老ミュージシャン達に魅せられて、何度もアルバムを聴いた。*1

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美しい海岸を持つ島国で何が起きてきたのだろうか。。音楽好きとして少し気になったのだった。

 

最後に

そんな感じでぼつぼつ備忘録的に何か書いていこうと思っている。

また頓挫するかも知れないけど。。。